SysMLの要求図を出力するツールを作ってみる
SysMLの要求図を出力するツールを作ってみる
なぜ要求図を使うのか?
要求が管理されているにしても、リスト形式だと要求同士の関係が見えにくい。
下手をすると、そもそも管理されていない(誰かの頭の中にしかない)こともある。
または、要求にはそれに対応する機能や仕様、実装があるはずだけど、要求に追加や変更があった場合の影響範囲が分からなくなってしまう(トレーサビリティがとれない)。
こういった課題に対して、要求をモデル化して扱う要求図は役に立つのではないか。
・・・というわけで、このGWを利用してツールを作ってみることにした。
ツールのイメージ
先人の知恵によると、PlantUMLのクラス図を使うと要求図をかなり再現できるらしい。
ただPlantUMLのコードは長くなりやすく、大きくなるほど関係が複雑になる要求図を描くのには管理しづらいかな、と。
そこで、要求をJSONで持っておいて、PlantUMLで要求図に変換することにした。
今のところこんな感じ
コールアウト表記には未対応だったり、表示がおかしかったり機能していない部分も色々あるけれど、とりあえずそれっぽいものは出力できるようになっている。
参考情報
以下を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
- PlantUMLでSysMLの要求図を描いてみる
そもそも試してみようと思ったきっかけです。
ツールを作る前に、一度手でも描いてみようと思って写経しました。 - システムエンジニアリングでSysML を使いこなす
要求図の情報があまり見当たらなかったのですが、↑の記事経由でたどり着けました。 - SysMLモデリング入門
どんな表記ができるのか、少し網羅的に調べてみようと読んでみました。
Kindle版はunlimitedに含まれていて、手に取りやすかったのがありがたい。
(図のフォントが文字化け?なのか、豆腐になってたのが少し気になりましたが) - 実践SysML ― その場で使えるシステムモデリング
おそらくシステムエンジニアリングでSysML を使いこなすの書籍版?
全体は読み切れていませんが、実際の開発に近そうな例が豊富で読んでいて面白いです。
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